セミナー・インタビュー

医療インバウンドのこれまで、これから(中編)

(中編:これから、をにらみ)

今年に入り、新型コロナウイルスが世界的にも広がることで、医療インバウンドはもとより訪日客自体が本年4月時点で99.9%減(実質ゼロ)となまりました。残念ですがこれがいつ戻るのか、果たして同じように戻るのか、について今はまだ見通しが立ちません。一方で、①高度で質の高い医療自体へのニーズがあること、そして②日本の医療への信頼度はむしろ国際的には向上していること、から再び日本にも関心と足が向く流れは変わらないと考えています。むしろ、今回のコロナを契機に「健康」への投資に対する意識が高まったという要素自体は、医療インバウンドを考えるなかでは将来にとって追い風と捉えても良いかもしれません。

さて、以上の様な現況ではありますが、受け入れの準備状況について少し説明します。

日本では、急速な訪日客数の伸びとともに、昨年のラグビーワールドカップや、延期となりましたがオリンピックなどの国際イベントもありました。そのため、個々の医療機関だけでなく、国ぐるみで医療への対応準備を進めてきました。医療現場での課題の洗い出しは勿論ですが、受入れにあたってのきめ細かいマニュアルや、受入れ可能な医療機関のほかきちんとしたアテンド・通訳事業者などの紹介サイトも多言語で公開されています。政府、そして公的・民間病院・企業も絡めた対応は国際的にみて珍しいと思いますが、こうした枠組みは後々評価されるのではないでしょうか。

こうした動きに対し、病院側では「積極的に対応していたところ(主にJIH認証病院など)」、「観光等の急患で受けざるを得ず、やるからには適切に対応しようと準備していたところ(主にJMIP認証病院など)」、そして「消極的なところ(大多数)」、とスタンスは大別されると思います。

ここで、私どものようなコンサルタントとしてはポスト・コロナを見据え、いかに水面下で準備を進められるか、だと考えます。そうした観点で現在は書籍(紙・電子媒体)として「日本医療指南」の中国での発刊に向けた作業を進めています。

続き (後編:ポスト・コロナの医療インバウンドに向けて)

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